女性部定例会
- 日時 平成17年4月2日(土)(19:00~21:00)
- 場所 前橋市総合福祉会館 視聴覚室
- 主題 防犯の現状について-群馬県犯罪防止推進条例について
- 講師 群馬県総務局治安回復対策室 舟引 忠雄さん
群馬県警 防犯課・群馬県住宅課 課長
- 年度始めの定例会は防犯の出前講座と言うことでしたが、今回は講座だけでなく意見交換会と言う形で、話し合いを持つことができました。季節変わりで出席者が少ないにもかかわらず、専門的な意見や実演などもあり、大変有意義な勉強会となりました。
群馬県の犯罪状況について
群馬県では、平成16年約42000件の犯罪があった。50人に1人が犯罪にあっている。
前橋市も犯罪が増加している。 - 群馬県犯罪防止推進条例について
県民、事業者、行政が一体となり、犯罪の起こりにくいまちづくりをすすめる。 - 住まいの防犯ガイド
侵入盗の侵入方法と場所は、戸建て住宅はガラス破り(60%)、戸締り忘れ(20%)が多い。
集合住宅では鍵開け(ピッキング)が多く、玄関からの侵入が90%になっている。 - 犯罪の防止に配慮した住宅の設計に関する指針
平成12年に国土交通省の防犯設計ガイドブックで共同住宅の指針が示された。
群馬県でも平成16年に「犯罪防止に配慮した住宅の設計に関する指針」をつくった。
参考資料:犯罪環境設計ハンドブック「住宅編」
- 防犯対策に完全は無い。
- 侵入盗に対して防犯対策しているところを見せる。
- 複数の防犯対策を組み合わせるて行う。(2ロック・防犯フィルム・人感センサーライト等)
- 玄関だけでなく勝手口、窓にも2ロック。
- 無締り防止のためには、施錠しやすさも大切である。
- 死角を出きるだけ作らないような配置計画
- 建物だけでなく、犯罪の少ない社会つくり、まちづくりも大切。
土曜の夜にもかかわらず、実演を交えてお話してくださった講師の皆様に感謝申し上げます。設計に役立つ話も多くあり、機会があれば多くの会員に見てもらいたい内容だと思いました。(永田)
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